MENU

お知らせ・ブログ

松本城が震度6強〜7で倒壊することが判明

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
イオンの渋滞対策については、臨時会であった市長の所信表明とともにまた書きます。
今日は、信濃毎日新聞で一面に掲載されたこの内容についてです。
松本城の一部天守が震度6強〜7で倒壊の危険あり
2014年から3年かけて、初めてとなる松本城の耐震診断を実施していましたが、その結果がこのように出たと発表されました。
倒壊する可能性があるとして、メインの大天守、乾小天守、雅楽が演奏される月見櫓などの重要な箇所が一通り挙げられました。

この対策として、昭和25年に実施された「昭和の大修理」以来の大規模な耐震工事をしなければならず、この大修理のときには工事中に天守への入場規制をかけたそうです。
今わかっているのは次の通りです。
・震度5強では大丈夫
・本年度中に耐震対策基本計画と避難誘導計画を策定し、来年度に基本設計、実施設計を目指す
・観光客の安全を確保するため、混雑時に天守へ入れないようにすることも検討
・耐震工事中の天守に入れるようにするかは今後考える
・補強工事は2019年度を目標にはじめる
・工期は最低でも数年かかる
新聞一面にもなっていますが、今松本市で大規模地震発生確率が1位となっている中、これまで多くの市民の手で守られてきた国宝の未来に重大な問題が発生しています。

この記事にも書きましたが、崩落した熊本城の修復には20年かかると言われています。

危機管理を考えていく上で、人命を守ることが最優先ではありますが、多くの観光客が松本城を見に来る中、このお城を一定期間失ってしまうことになれば大きな経済的損失も生まれることとなります。
市民の誇りである国宝を守るためにも、観光客の安全を確保することで安心して来松してもらうためにも、一刻も早くこの耐震工事には取り組まなければいけません。
しかし計画策定を飛ばして工事を実施するわけにもいかない以上、工事完了までのあと5,6年の間、大規模地震がこの地で起きないことを祈るしかないのでしょう・・・。
また、この前のゴールデンウィークでは天守入場が3時間待ちにもなったそうですが、今後の入場規制をどうするかということもしっかり検討していく必要があります。
私が提言し、検討されることとなっている石垣カルテの作成も合わせて、今後の松本城の地震対策についてしっかりと注視していきます。
それでは今日はこのあたりで。

SNSの登録をお願いします。
友だち追加
twitter@aoki1230
Facebook青木たかし
Facebookページ青木 崇