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品格問題の松本城公園ビアフェス、来年度実施へ。中止の原因は市役所内での調整不足として市教育委員会が謝罪。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
松本城でのクラフトビールフェスティバルが、今年度市の対応によって中止に追い込まれてしまったことについて、全国紙でも多く取り上げられました。

お祭りの最中にも、私のところにも多くの方から「市の対応はおかしいんじゃないか」「飲酒は品格のない行為なのか」といったご意見をいただきました。


市民の反響も大きく、ビアフェスは来年実施に向けて調整するとの方針が示されました。経緯はこちらの記事が詳しいです。

7月29日付市民タイムスより
松本城公園ビアフェス「品格ない」に疑問の声 | 信濃毎日新聞[信毎web] http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170729/KT170728FTI090026000.php
松本市教委側 落ち度認める ビアフェス自粛要請 | 信濃毎日新聞[信毎web] http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170801/KT170731FTI090030000.php
松本城公園で酒を飲むことは「下品」なのか タテマエだらけのまちづくりが地方を滅ぼす | 地方創生のリアル – 東洋経済オンライン http://toyokeizai.net/articles/-/182720
これまで、議会一般質問でも松本城公園のイベントについて取り上げられていて、
(1)松本城で実施されているそば祭りの規模を縮小して安全確保をすること
(2)松本城で日本酒のイベントを開催すること
について質問がなされていました。
実際、昨年のそば祭りは一昨年に比べて規模が縮小され、昨年の規模であれば今後も本公園で続けていけるようです。
また、なぜこの公園でお酒を飲んではいけないか、という話は、(2)松本城での日本酒イベントについての答弁で
・一般の人が集まる都市公園において、飲酒を伴うイベントを開催することは好ましくないとの指摘を受けている
・近年、外国人観光客が大幅に増加している中にあって、外国人にとっては、公共の場で飲酒をするという状況は、理解されにくい
・以上のことから、今後の松本城公園でのイベント開催において、検討が必要な状況である
・教育委員会としては、品格ある松本城の空間が損なわれずに保たれ、また一般公園利用者や観光客が利用する公園本来の目的性が確保されるようにしなければいけない。そういったイベントの開催手法や開催場所の設定がなされれば、酒のあるイベント実施も検討できる。
とされています。
今後、市民利用や国内外の観光客の意見との兼ね合いから、この部分は議会として論議する必要があるでしょう。
松本城公園の内規には「外堀復元や周辺道路整備によって開催場所が確保されるまでは、これ以上規模が拡大しないよう自粛を要請する」という記載が追記されていたため、私は新規のイベントの受付はせず、イベントの規模拡大を抑えるためのものと捉えていましたが、まさか既存のイベントを中止に追い込むような運用がなされているとは思いませんでした。
この内規も、市の教育委員会協議会の場で議論され、決定されたといいますが、どのように決定されたのかも説明がなく、曖昧なままです。
来年ビアフェスは実施できる見込みとは言え、市民の自立した活動が中止に追い込まれている以上、議会として具体的な経緯や事情を整理し、今後他のイベントも含め、対応をどうするのか、質す必要があると考えていますが、教育民生委員会の場でもこの件を議論する機会が出て来るはずですので、そこで話をきちんとしたいと思っています。
それでは、また明日。

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