特急しなの、松本-長野間の高速化や振り子抑制の見通しは?
こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
先日、新宿まで行く特急あずさは2時間半を切れるのか?といったブログ記事を書きました。
その中でも触れましたが、松本から出る特急列車としては名古屋、長野方面へ向かう「特急しなの」があります。松本駅から長野駅まで、おおよそ50分間がかかり、車両の横揺れも大きいため、その高速化や快適性の向上は予定があるのかについて、今回は書いていきたいと思います。
篠ノ井線は、塩尻駅から篠ノ井駅まで、66.7kmつづく路線です。
このうち、塩尻駅から松本駅までの13.3kmは複線化がされていますが、松本駅から篠ノ井駅に至る53.4kmのうち、田沢〜明科駅間以外の約47kmは単線区間となっていて、これを複線化しないことには、列車が今より早いダイヤで走ることはできません。
さらに、姨捨駅付近は急勾配があり、坂北駅〜稲荷山駅の間に急カーブが有ることから、これらも高速化を図る上で改良する必要があります。
姨捨駅では、行き違いのために一時停車する必要がある
このように改良すべき路線が長く、あわせて利用客数が減少していることから、現在、県でもどのように改良することがいいのか等、JRとともに高速化の論点整理をしているとのこと。また、「振り子電車」と評されるような車両の横揺れについて、あずさのようにそれを抑える新型車両導入の話などは今のところ予定がないようです。
現在、篠ノ井線の高速化に向けては、沿線の自治体、商工団体等が「篠ノ井線松本地域活性化協議会」を組織(平成26年11月)し、篠ノ井線と松本地域のP・情報発信、利便性・快適性向上の調査研究、利用促進の取り組みをしているとのこと。
以上が篠ノ井線の現状で、特急あずさと同じく莫大な費用がかかることに加えて、利用客数が減少していることが、改良の見通しが立たない大きな要因となっているようです。
協議会でもすすめられている、利用促進が重要とのことですが、あずさ以上にそのハードルが高いようです。。。
今回は特急しなのについて、その見通しを簡単にまとめてみましたが、県で対策推進室が設けられ、期待の大きい松本空港の国際化について、次は書いていきたいと思います。
それでは、また明日。
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