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村井駅は5年以内にエレベーター設置へ。周辺開発も進み、2階建ての駅ビルを東口に設置することも検討中。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
昨日今日と、村井駅改修についての地元説明会がありました。小屋町会と村井町会にてそれぞれ開催されており、両方共たくさんの住民の方が参加されており、関心の高さがうかがえます。

なぜ地元でこんなに関心が集まっているのか?
国のバリアフリー法が平成22年に改定されたことを受けて、東京五輪が開催される平成32年までに、1日あたり3000人の乗降客数のある駅をバリアフリー化する方針がJRの東日本より示されました。具体的にはこれまで階段しかなかった駅にエレベーターを設置するという内容になります。
村井駅は、近年乗降客数が横ばいか微増傾向にあり、昨年は一日あたり3552人であったため、その対象となっています。
さらに、市によって村井地区は都市機能を誘導する中心的なエリアとして位置づけられており、平成30年には創造学園が移転・開校し、同年5月に松本医療センターが中信松本病院と統合することなど、周辺開発が進んでいることもあって、村井地区はひとつの大きな転換の機会を迎えています。
市の方針・考え方は?
「地域における村井駅改修の機運が高まっていることから、早期に駅の利便性・安全性を確保することが重要だ」として、専門的なコンサルタントに委託することで、改修案の検討を進めています。
基本的には、
・エレベーターを設置する
・西口を新設する

といったことが基本方針として決まっています。
地元からは多目的施設やコミュニティスペース等の併設を求める声もある中、エレベーター設置以外の費用は、その多くを市が負担しなければならないことを念頭に、どこまで地元要望に応えられるかが今後のポイントとなっています。
この写真にある水色のJR貨物の用地があるので、これを活用した開発をすることで、ある程度のスペースを確保することが可能です。

そして、駅の改良のパターンとして3つを想定しています。
パターンA:上下ホームを2つ新設して、線路の上に駅舎を設ける

メリット:東西の入り口からの利便性が高い。エレベーター周辺のホーム幅を確保することができて安全性が高まる。
デメリット:上下ホームの新設・撤去や、電車が運休している夜間に工事しなければいけないことで施工期間が伸びることによって費用が多くかかる。また、東西に駅が長くなるため、渡るのに時間がかかる。
パターンB:既存ホームを活用して、上りホームのみ新設し、線路の上に駅舎を設ける

メリット:新設ホームは一つだけなので、経済的に費用がかからない。東西自由通路の長さがA案より短いため、通行の時間が短縮できる。
デメリット:エレベーターがホームの端に設置されてしまう。駅舎がホーム端に設置されるため、歩く距離が長くなる。
パターンC:2階建ての駅ビルを設けて、線路上の駅舎は簡素化する

メリット:地元地域の要望である、集いの場、コンビニ、図書館などを駅ビル内に設置できる。上空の駅舎を簡素化できるので、施工面でもプラス。
デメリット:駅ビル部分の建設費は市が多くを負担することになる。
市が検討しているのはパターンC
以上を踏まえて、市としては「パターンCの検討をしていきたい」と考えているようです。
南側にある駐輪場は利用率が低下しているため、一部を取り壊して駅前広場として利用することも検討しているようです。
開発と駅舎改修で通行者も多くなることが予想され、東口へのアクセス道路を含め、道路の拡幅整備ができないか、駅の東側に歩道を設置できないかといった周辺整備もあわせて検討しているとのことでした。

今後のスケジュールは?
今年度の進捗として、現況調査、交通量調査、将来利用推計、需要予測は終わっていて、現在、計画の基本方針をまとめているとのこと。
自由通路や駅前広場、事業費の検討を今後進めて、今年度中には最適案を取りまとめ、設計を進めていくとのこと。
駅のひろばについては交通事業者との調整も必要なため、協議を進めながら、方向性と計画をまとめ、駅舎については平成30年度にはJRのと協定を結び、概略設計に入ることを考えています。その際、現地調査を再度行い、詳細設計をすることになりますが、これに1〜2年かかってしまうことが予想されるため、32年度から着工、平成34年度にはすべての工事が完了し、利用開始することを目標としているとのことでした。
2地区の質疑応答で出された意見

1,乗降客のアンケートをとったが、住民の意見をとってほしい。
どこに声を寄せたら吸い上げてくれるのかわからないという意見が出されました。駅改修に関する意見、アイディアは都市政策課に寄せてほしいとのことでした。
2,パークアンドライドをできるようにするため、大規模な駐車場を設置することはどうか
一つの可能性としてあるが、車を呼び込むような駐車場を市として設置することは考えていない。
3,駅西側の線路沿いや道路の改修はされるのか
歩行者の数も増えるため、西口側の道路についても、安全に人が歩けるような歩道設置を考えていかないといけないと考えている。住民の私有地が多いため、住民の方と慎重に調整を進めていきたい。
4,駅東側の国道に向かう県道と、国道自体の拡幅はどうなっているか
県と国に要望をしており、できることからやっていきたいとの回答になっている。
以上が今回の説明会の内容でした。南部の交通拠点・地域拠点として重要な役割を果たすことになるため、私はなるべく駅ビル方式で、地域づくりに寄与するような機能を有したものとなればいいと考えています。なるべく早く、周辺道路も含めて住みよい地域とするために、今後も議員としても取り組んでいくつもりです。
それでは、また明日。

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