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村井駅改修は駅ビル方式へ。駐輪場建屋も解体し、駅前広場や多目的施設を確保する方針で、平成32年度工事着手を目指す。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
本日、村井駅整備に関する説明会が開催され、駅舎の方向性が示されました。

100人以上の参加者が集まり、関心が高いことを改めて感じます。

2017/10/12

以前の説明会の概要も書きましたが、こちらの記事でいう「駅ビル方式」を採用する方向が示されました。
住民から出されていた要望は以下の通りでした。
◯整備の考え方に寄せられた主な住民意見
・スケジュールや予算を考慮して、施設の要望を出しすぎて駅整備が遅れないよう、実現性の高いプランを
そのため、周辺道路整備に関しては駅整備と切り離して議論をする
・将来を見据えた安全で長く使える駅へ
・駐車スペース、駐輪場の確保
・西側等、周辺道路について歩行者にやさしい整備を
◯駅の機能に関して寄せられた住民要望
・支所や図書館などの住民サービス機能の併設
・半橋状化して2階建てにとらわれない施設
・ホーム幅員を可能な限りひろく
・待合室を兼ねた地域づくりの拠点
・図書館の返却、リクエスト機能
・行政サービスの一部機能
・駅の利用しやすさに配慮した整備

現在の村井駅

駅ビル方式のイメージ図

駅ビル方式の場合の、西口からホームへの行き方
◯【駅ビル方式】とするメリットについて
新設の西口側ひろばでは、車を寄せて利用者が乗り降りすることをイメージ
東口側ひろばは現在も寿台線が乗り入れ、大学のスクールバスやタクシーなどの交通の結節点の機能がある。一箇所の出入り口では交通錯綜するため、入口と出口を分けて一方通行にして、歩行者にとっても安全なひろばとすることをイメージ。また、大型バスが回れる軌道を確保する
・東口ひろばの拡張に伴い、駐輪場をほぼ全体を使う広さが必要となるため、駐輪場建屋を解体し、南にひろばを伸ばしていく
・東西駅前ひろばの奥行きを確保し、多目的機能を有するひろばへ
駅舎1階部分へ多目的機能を有する附属施設スペースが確保できる

多目的施設のイメージ
この施設の内容については、今後、どういった使い方が有効なのか検討していくこととなります。
JR側としても店舗、休憩施設について設計段階となったら検討をしていきたいとの話もあるようで、市の施設とするか、JR側で使用する施設とするかは今後の検討次第のようです。
・駅ビルとして、鉄道軌道上の施設をコンパクトにすることで、建設費の縮減も期待できる
・多機能トイレも併設
入り口と出口の異なる通り抜けのエレベーターも、利便性や安全性、展望等を考慮して検討する

駅ビル方式の構内案
◯東口へのアクセス道路はどうなるのか?

道路拡幅については、写真の赤い箇所について、村井駅から線路沿いに南へ、塩尻に抜ける道を検討している
東側に歩道を設置し、歩行者の安全も確保していく。
◯想定する今後のスケジュール
平成29年度末 基本計画を策定
平成30年度 自由通路・駅施設概略設計
       周辺道路及びその関連施設整備の検討
平成31年度 自由通路・駅施設実施設計
平成32年度 工事着手 → 工期は1年以上かかる見込み
◯質疑応答
Q:村井駅南の踏切を改良してほしい。線路を北に移動してもらえれば広さが取れるのでは。
A:踏切の改良は難しい。北に寄せるのも軌道をすべて変えないといけない。道路改良の中で、少しでも道路幅を広くとって対策をしたい
Q:東口から国道に出る歩道が緑の線を塗っただけであり、歩いた人見ると車椅子は歩道通れない。対策はできないか。
A:安全確保のために抜本的に道路を拡幅するとなると、大きな計画となるため、国、県とともに、地域の皆さんと相談しながら今後長期的に進めることになる。
Q:駅前のひろばには5台一般車を停められるとあるが、どういう使い方か。
A:市が管理するスペース。長時間停めるのではなく、一時的利用として使ってもらう想定としている。
Q:駐車スペースは5台で一時利用とのことだが、実際には10〜20分待つことになる。JR貨物の敷地を駐車場に出来ないか。
A:JR貨物の敷地には、解体する駐輪場の機能やその他の機能などを要する。駐車場とするように地域の要望があれば検討していく。有効な利用の要望を伝えながら検討していく。
Q:東口駅前道路の横断歩道は設置されるか。
A:駅完成後、横断歩道を設置することも検討している。
また、車を駐車してパークアンドライドの駅とする考えについては、パークアンドライドは平田駅が担い、村井駅は公共交通を使って乗車する駅と位置づけることで、バス路線の維持にもつなげていく考えの有るようです。
更に、要望としては村井、小屋町会で7000人の人口がいる中、市の出先機関を駅に入れてほしいという要望もあり、今後のひとつのテーマとなりそうです。
他にも市の出先機関を駅に設置している事例もあるため、参考にしながら将来の南部地域の拠点となる施設整備につなげていきたいと考えています。
以下は、これまでの経過や現状について記載しています。
◯村井駅の現状
村井駅は南部の拠点として、明治35年開業以来、周辺の開発が進んでいる。
駅南側には松本国際高等学校が建設されている。東側には松本医療センターが建設され、市内3番目に大きな病床をもつ病院となる。400人の人口規模が増える土地開発も北側にある。
様々なプロジェクトがある中、東側からしか利用できない、階段が急など利用勝手が悪いことが地域の課題となっていた。
乗降客数は平成28で3,552人。これは、松本駅に次いで2番目の乗降客数。広丘駅に比べれば少ないが、南松本駅、平田駅よりも多い。
狭隘な島式ホームで混雑している中を特急も通り抜けるため、危険を感じる。
バリアフリー設備のない階段もあり、高齢者の方も苦労して昇降しなければいけない。
松本市の進める立地適正化計画において、拠点の一つに村井駅周辺を位置づけている。
◯今までの経過について
28年度に村井駅整備検討部会を計4回開催
28年10月 地元との連携による交通量調査およびアンケート調査を実施
29年10月 村井駅整備に関する地元説明会を小屋町会、村井町会各公民館で開催
以上です。
それでは、また明日。

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