松本市役所の建て替え特別委員会が設置され、意見聴取の取り組みについて報告。市民説明会では、場所の決定経緯も説明されます。
こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
 2月定例会の中で、第1回目となる市役所新庁舎建設特別委員会が開催されました。
 
現庁舎の問題点は
 ・老朽化、狭隘化、高さ制限などのハード的な問題
 ・非効率な配置、セキュリティ対策、社会の変化への対応等のソフト的な問題
 の両面があるとされ、これまでに
 ・公募委員を含む市民懇話会(3回、参加者20人)
 ・市職員を対象とした庁内ワークショップ(3回、参加者65人)
 ・市民ワークショップ(2回、参加者36人)
 にて、意見聴取の取り組みをしてきたことが報告されました。
 懇話会も傍聴しましたが、機能分散や松本城に関連する意見、そして、この場所であることによる敷地面積・高さの制限について言及する声が多かったように感じています。
 この中で、次の16のキーワードが抽出され、新庁舎のあるべき姿として示されています。
 1,行政サービスの場として
 ・入りやすく、気持ちのよい場所
 ・誰にでも使い易いを見える化
 ・効率的にサービスを受けられる
 2,松本らしく
 ・松本城の調和
 ・人が自然と集まる
 ・松本固有の自然環境を生かす
 3,これからの市役所
 ・市民と行政の共創・協働の場
 ・地域重視の機能分散
 ・新たな時代のオフィス像
 4,リスクに備える
 ・災害に強く、災害に即応
 ・情報セキュリティの確保
 ・物理的セキュリティの確保
 5,将来のために
 ・フレキシブル
 ・サステナブル
 ・ライフサイクルコスト(建物全期間に要する費用)の低減
 ・コンパクト
 既に場所は決まってしまっているため、この特別委員会では機能面について、今後検討していくこととなります。これらの市民意見をもとに、庁舎の理念や基本的な考え方を作成していくとのこと。
 平成30年度上半期を目途に基本構想骨子案を作成、パブコメと市民説明会を実施した上で、基本構想を策定する流れとなります。基本計画は、31年度末までの策定を目指すとのこと。
 小林委員からは市民説明会に関する質疑がありましたが、2回程度を30年度前半には開催するとされました。市民をより集めるような工夫についても要望されています。
 私からは、関連質問で、これまでに「どういった経緯で建設場所が現在地と決まったのかについて、市民説明会できちんと説明してほしい」ということと、「現在地であることによる敷地面積の狭さと制限が市民懇話会でも言及されていたため、その観点における課題をどう解消していくのか検討を進めてほしい」という2点について意見しました。
 また市民説明会の日程が決まりましたら、こちらで報告させて頂きます。
 それでは、また明日。
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