外堀復元の方針転換について、市長が地元地区で初の説明会を開催。住民主導の寄附集めのため、機運の醸成を!
こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
昨日より、今期最後の議会となる、2月定例会が始まっています。
今日から2月定例会開会。市長の所信演説で、交渉不成立と見られていた松本市立病院の建て替え候補地「宮地エンジニアリング工場跡地」が、地権者側の強い思いと前向きな提案で、土地を購入するための最終段階の詰めを行っていると発表されました。詳細はまだわかりませんが、特別委員会が開かれます
— 青木たかし(最年少松本市議会議員) (@aoki1230) 2019年2月20日
昨日は市立病院の候補地が、紆余曲折ありながら、結局今の候補地に決めるよう最終調整をしているという話も所信演説で発表され、議員の中でも困惑の声が聞かれています。今まで先延ばしになっていた経過はなんだったのかという思いが出てきますが、また来週予定されている特別委員会で詳細が議論されることになります。
さて、今日は、松本城南・西外堀復元事業に関して、初めて市長が地元に出向いて説明する地元説明会が開催されました。私も12月議会で、地元での説明を市長に求めた経過もあり(そのときの答弁では「まちづくりの議論を進めているので適宜時期を判断する」とされていました)、今回も参加させていただきました。
こちらの録画配信のうち、1〜6回目の質問の中で質問をしています。
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/sigikai/rokuga/rokuga/h30/12gatu/rokuga20181210.html
昨年行われた市長不在での地元説明会とは違い、市長が直接説明をし、住民の方に謝罪をしたことで、会議中もあまり荒れるようなことはありませんでした。
あらかじめ通告されていた質問に対して、市長と部長が答えるという議会のような形式で行われた質疑応答では
・市の説明責任の果たし方について、もっと早く市長が地元で説明すべきではなかったのか
・将来的に外堀を復元するため、浅い堀にしたり、土壌汚染対策法を改正するなどの各種対策はとれないか
・平面整備というのは、今後どのように進むのか
といった質問が地元町会長から出され、それに対して市長が改めて「断腸の思い」と謝罪をしながら
・堀の復元を諦めたわけではないことを強調
・平面整備が固定化してしまわないように、平面整備後に公園として活用するかどうかは慎重に検討する
・平面整備後、芝生にするのか、公園にするのか等、進め方も含めて地元の意見を聞きながら進める
・4億6千万円かかる汚染処理費用の費用圧縮方法を研究する
といったことが答弁されました。復元のための各方策がどうしてできないのかは、12月議会で私も一通り質問し、答弁をいただいているので、さきほどの動画を是非ご覧ください。
その後、自由に質疑応答の時間が設けられ、地権者に費用を求めるべきという声や、算出根拠についても質疑がありました。その中で、もともと、この地に印刷業者があったが、それによる汚染ではないかという質問もありましたが、
・広く均一に汚染が広がっている
・汚染濃度が10倍未満で、自然由来の汚染とされる濃度である
・印刷所のあった箇所とその付近が、他よりも汚染されているという実態はない
ことから、自然由来の汚染と判断したという答弁がありました。
最終的には住民主導の寄附募集をまずは始めるのはどうかという声が参加者からあがり、今後も継続的に意見交換の場を設けることとして終わりました。
また、上田城復元のために10億円が匿名で寄附されたというニュースも、今回話題にあがっていました。行政としても、工夫してこの問題の発信をすることで、できることはあるのではないかと考えます。
私も12月議会で質問した中で、(将来の市長の政治判断があることも見据えて、)まずは住民主導の寄附集めの動きを作る必要があると感じました。
歴史的にも、松本城の危機を救ってきたのは松本市民でした。今回も新元号への移行とともに、市民の気運を高めながら、外堀復元への道を切り拓けるように、私も今後の議員活動に取り組んでいきたいと思います。
それでは、また明日。
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