イオン出店による松本の渋滞シミュレーションを動画で見ることが出来ます
こんにちは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
ここの中段にて、イオン出店による渋滞シミュレーションを動画で見ることができます。他にも対策や出店計画の概要がまとめられています。
中心市街地の交通対策を進めます 松本市ホームページ https://t.co/LP9rQ4lp5I
— 青木たかし(最年少松本市議会議員) (@aoki1230) 2017年5月13日
市のホームページ上に渋滞シミュレーションがまとめられていました。
動画を見るとイメージがまたわきやすいです。
動画中の赤丸が渋滞を表しますが、今の渋滞状況が区分Aで、対策せずにイオンが出店すると区分Bの状態になります。
それを対策することで区分Cの状態に近づけようと、市も鋭意取り組んでいます。
その対策としてどのようなことをするかですが、5月17日に市側から議会にまとめたものを報告することとなっていることは先日の記事の中で触れました。
今の段階で、市で行うイオンの渋滞対策は「市街地への車の乗り入れを抑えること」であるとされています。
この考え方は、市でこれまで取り組まれてきた「次世代交通」に通じるものがあります。
これは市街地での移動手段を、車から歩行、自転車、公共交通へと移行しようというもの。
目的は、CO2削減、健康増進、公共交通維持、渋滞対策、まちなかの回遊性向上などです。
具体的なものをあげると、
・市街地のいたるところに、乗り捨てのできるレンタサイクル、シェアサイクルを設置しよう
・抜け道として使うだけの車をなくして歩行者が歩きやすい道にしよう(通過交通の抑制)
・バスレーンを設置して、バスが優先的に走れるようにしよう
・今は廃止されてしまった路面電車を復活させて走らせよう
といったもの。
これらを具体化するため、市は平成27年に「次世代交通計画」をまとめています。
さきほどの最後の項目にあった路面電車については、この計画の中〜長期目標(20年程度のスパンの目標)として位置づけられ、検討項目に入っています。
松本の狭い道路では難しいと思いますが、富山市のように観光面でも効果があるので、検討の余地はこのように残されているべきであると思います。
一方、この次世代交通が計画としてまとめられたはいいものの、具体的に目に見えるかたちで実現されていないことが課題となっています。
ここで、この次世代交通計画には、策定した平成27年を起点として3〜5年のうちに実施することを目標とした「短期目標」というものが掲げられています。
具体的な短期目標は、
・Suicaなどの交通系ICカードでバスの運賃が払えるようになる
・スマートフォンでバスが今どこを走っているのか把握できるようになる(ロケーションシステム)
・バス停にベンチや屋根が設置される
などが挙げられています。
この短期目標の早期実現が、イオン渋滞対策と、次世代交通計画の推進につながることとなるため、28年12月議会でも、この計画を前倒しで実現してほしいと一般質問で取り上げました。
これらは一見難易度の高そうなものに見えますが、実施している自治体も全国的に目立ち始めました。
ロケーションシステムについては、特にスマートフォンが使える世代にとっては重要なものであると考え、2年前に明石市まで視察に行ってきました。
明石市では、バスにスマートフォンのような位置情報端末を載せて、その位置情報を収集し、リアルタイムで反映するというシステムなのでそこまで費用がかからず、端末代と、年間100万円程度の予算で運用されているということでした。
工夫によってはこのような低予算での実現も可能であることをこの視察で知り、先ほどの質問の際にも提案したところ、市側からは「提案の低予算のシステムを検討していきたい」との答弁を頂き、視察の成果があったと感じています。
あとは具体的にいつ実装されるようになるかということになるので、その点改めて聞いていきたいと思っています。
イオン渋滞対策についてはこの17日で聞けることを聞いていくつもりです。
それでは今日はここまでで。
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