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お知らせ・ブログ

町会役員の負担軽減のため、デジタル化や再編の取り組みでできること

こんばんは、前松本市議会議員の青木たかしです。
私は今期、町会で会計を担当しています。以前から、「町会運営の負担軽減」について多く要望を受けることがありました。松本市は比較的町会加入が多い地域と言われていますが、高齢化もあって加入者、なり手不足に恒常的に悩まされています。その大きな要因の一つは、この役員になった際の負担の大きさです。
今の松本市政でも町会の負担軽減は政策の一つとして掲げられています。昨年末、町会役員が各家庭に配布していた「広報まつもと」の配布を取りやめ、デジタル化の一環としてデジタル版広報まつもとを読みやすいように改善し、従来どおり冊子で読みたい人は公民館・スーパー等に設置されたものを読む仕組みとすることで、役員の負担軽減と紙使用削減を図ろうとする案が議会に出されています。
私はこの時、すでに議員を辞職していましたが、議会からは従来どおり紙で読みたい人への配慮を求める声があったようで、全面施行とはなりませんでしたが、各町会で意思統一が図られて希望があれば、上記の仕組みに変えることができます。ただ、町会に意思決定を委ねられても、異論がある中での責任ある判断をそこではしにくいというのが現実です。今はスマホやLINEなどのコミュニケーションが普及しているので、デジタル化による改善はあらゆる点でできるはずです。
私も昨年度、育成会長を務めた際、ライングループを作って意思共有をしたことで、役員の皆さんの負担をかなり抑えることができました。行政として、さらなる町会の負担軽減の取り組みが進むことを望みます。

今、私の町会で課題になっているのは、単位町会を構成する班ごとの人数や年齢構成にばらつきがあり、役員負担の不公平が生じていること。この問題について、松原地区のある町会では、4年前にすでに班の構成について見直しを図った経過があり、そのときのアドバイザーで関わられた方から、経過や内容についてお話をお聞きしました。
まずは町会に対してアンケートを取り、班の再編成について住民の意向確認&意識醸成。
検討委員会を組織して、週1で会議を重ねたといいます。まずは重点地域を定めて、その再編から取り組んだとのことでした。
規約変更も必要なため、総会にかけながら、2年の歳月をかけて取り組まれたとのことで、町会のためのご尽力された検討委員の皆さまには頭が下がる思いです。

松原にある喫茶アルプにて打ち合わせ。中学生の時から行っている、とても雰囲気の良いカフェです。
この取り組みは全市的な町会運営の改善にも活かせるものだと思います。私も今年から2年間三役を務めることとなるので、この機会に町会や地域づくりについて、足元から改善に取り組めればと思っています。
それでは、また明日。