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松本市議会改革度ランキングは81位(1,347議会中)で、今後の課題は議会機能強化(182位)。

こんにちは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
早稲田大学マニフェスト研究会で毎年実施している「議会改革度ランキング2016」が発表されました。
この中で、松本市議会の順位は、調査に回答した1347議会中、81位であると評価されました。
これは、次の3つの評価項目の総合順位となっています。
1,情報共有(75位)
市民に対していかに早く、積極的に資料等の情報を発信しているかがポイント。
松本市は政務活動費の領収書写しをインターネット上で公開していることが評価されました。
2,住民参加(113位)
傍聴が促されているか、バリアフリー化やテレビ中継などがされているか、議会報告会で住民とコミュニケーションが図られているかがポイント。
松本市は市民を交えたグループトークを議会報告会で年2回実施していることが評価されました。
3,機能強化(182位)
議会本来の権限・能力を発揮するための機能強化がされているかを見るもので、
・議決事項の追加
・事務局要員の増強
・政策型議員提案条例
・討議の工夫
・議会のICT化
が観点として設けられています。
各順位を見ると、3,機能強化 に課題があるといえます。
地方議会は、国会議員が法律を作成する(立法する)のと同等の仕組みとして、条例を制定することで立法に携わることができます。
このうち、じぶんたちの議会のことについて制定した条例を議員提案条例といい、執行部の管轄する分野について制定する条例を議員提案政策条例と分類することがあります。
前者については議会基本条例として本市議会でもすでに制定していますが、後者は松本市議会で未だ提案・制定されたことがありません。
私が昨年度所属していた建設環境委員会では、再生可能エネルギーの利活用推進に関する基本条例を議員提案で制定しようという研究がされましたが、時間的な制約等があり、実現には至りませんでした。
この議員提案政策条例の制定については、私が市議会議員としてどうしても実現したいことのひとつですので、今後も諦めずに取り組んでいきたいと考えています。
また、ICT化については、今の上條議長が所信の中で実現に向けた取り組みを表明されていたので、進捗を期待しています。

全国81位というと、比較的高い評価にも見えますが、県内では45議会が回答していて、
飯田市議会 33位
伊那市議会 38位
軽井沢町議会 69位
箕輪町議会 77位
に次いで、県内では5位となっており、松本市議会が周辺自治体の中で飛び抜けて高いとは言えません。
また、全国のトップ30については順位の変動が余り見られないようで、日々改革に取り組み続けている上位陣からはなされてしまわないよう、今後も上記観点について積極的に取り組めるようにしていきます。

それではまた明日。

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