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特急あずさは、2時間半より早く松本−新宿間を繋げられるのか?

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
松本市における大きな交通の課題となっているのは「東京へのアクセスが悪いこと」。自動車道によるアクセスの悪さもあり、「陸の孤島」とも表現される一方、「首都圏から来るのに時間がかかるからこそ、観光客が松本に宿泊してくれる」、「首都圏から離れているから松本独自の文化を育むことができる」ということも考えられます。
一方、ビジネスマンにとってはやはり、東京にアクセスしやすいかは重要なことで、市としても所要時間の短縮(高速化)を県に要望している所です。
今回は、特急あずさを今より早くすることができるかどうかについて書いていきます。

ちなみに、現在のスーパーあずさの最速到着時間は
上り : 2時間25分(スーパーあずさ14号)
下り : 2時間26分(スーパーあずさ19号)
であり、これを今よりも早くするにあたっての課題は2点挙げられています。
1,山梨県内の線路において、急カーブや急勾配がある
山梨県内の線路が、急カーブ、急勾配があり、スピードを出せないでいることが大きな課題となっているようです。
この線路を付け替えれば、おおよそ15分の時間短縮効果が得られるとのこと。しかし、そのためにかかる費用は2300億円と試算されています。
2時間25分から15分短縮するために、2300億円・・・しかも、その工事は数年で完了するような規模のものではないでしょう。
2,東京〜高尾間の朝・夕におけるダイヤが過密となっている
もうひとつの課題が都内における通勤時間帯の過密ダイヤで、複線化・複々線化をしないと早い速度で電車が走れないということ。
あずさの走るJR中央東線は、すでにほとんどが複線化されていて、新宿〜三鷹間は複々線化されています。よって、これより先の三鷹〜立川間を複々線化することができれば、もう少し時間が短縮されるようです。気になるその費用ですが、数千億円とも試算されています。そして、それによって短縮される時間は、数分程度とのこと。
ちなみに、中央東線のうち、単線区間となっているのは岡谷〜普門寺信号場間の11.5km。
普門寺信号場駅は諏訪にある駅です。

以上から、中央東線高速化は4000億円以上の投資をして、2時間25分が2時間5分に短縮されるという状況であり、高速化はあまり現実的ではないように思います。
3,自治体としての取り組みと成果
自治体としては長野県、山梨県、沿線沿いの市町村や経済団体で「中央東線高速化促進広域期成同盟会」を組織し、JRや国に高速化と利便性向上を要望しています。今年は長野県知事が会長を務め、松本市長と甲府市長が副会長を務めています。
高速化は課題が多いものの、利便性向上については次のような成果が挙げられています。
・平成28年3月 新宿駅17:00始発を、東京駅16:45始発とし、東京駅始発のあずさが新設された
・平成28年 無料Wi-Fiが三鷹、立川、高尾、大月、石和温泉、松本、白馬駅で利用可能となった
・平成28年5月 クルーズトレイン四季島が中央東線に乗り入れることが決まり、平成29年5月から車両は運行をはじめている
・平成29年3月 中央東線のほとんどの駅でSuicaが利用可能となった
4,期待される新型車両
これからは定時・安定走行の確保と、利便性の向上を求めることが現実的である中、期待されているのが中央東線への新型車両(E353系)の導入。
この車両は振り子といわれる横揺れが今よりも改善され、コンセントが各座席につき、空気清浄機も設置されるなど、大幅に乗り心地と利便性がよくなるといわれています。
平成27年7月に落成し、現在試行走行中で、遠くないうちに運行開始されると言われていますが、明確にいつ導入されるかということは、JRから未だ発表されていません
中央東線の高速化が簡単にはできないことから、まずはいかに車両内で快適に過ごせるか、時間を有効活用できるか、といった点を追求していき、道路整備や空港の活性化、国際化にも注力をしていく必要があると考えています。
また、特急しなの(篠ノ井線)の方が、横揺れが強く、長野までの時間も1時間弱かかることから、所要時間や快適性の向上が求められるところですが、この件はまた改めて記事にします。
それでは、また明日。

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