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松本市役所建て替え候補地を現在地として最終決定する協議会は9月4日。検証委員会からは6つの評価見直し意見。

おはようございます、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
現在、松本市役所の建て替え候補地を市で決めています。

先日の記事で、市役所の建て替え候補地を有識者が検証し、現在地が最適であるという評価が出たということを記事にしました。

2017/07/29

これまでの議論の経過については、市のホームページでも公開されています。
新庁舎建設候補地検証委員会 松本市ホームページ https://www.city.matsumoto.nagano.jp/shisei/kikakuseisaku/shintyosya/kenshoiinkai.html
これを受けて、8月23日、市長宛に、検証委員会からこの内容をまとめた意見書が提出されました。
この意見書の中で、市で行った現在地建て替えに関する評価を次のように見直すように意見が出ています。
1,歴史制・将来性の観点のうち、未来にわたる中核性について
「市民の心のよりどころである松本城」を「松本を象徴する松本城」に変更する。
2,交通アクセスについて
「駅から徒歩圏内で路線バスも多数運行されている。また、来庁者用駐車場も一定台数分を用意でき、交通の利便性は確保されている。」を、
「駅から徒歩圏内で路線バスも多数運行されている。今後も、来庁者用駐車場を一定台数分用意することにより、交通の利便性は確保される。」に変更。
→ 議論の中で、駐車場台数を確保するスペースが少し手狭であるという意見があったため、このような表現に変更することを求めています。
3,他の公官署との距離について
主要官公署との距離は約3km程度以内で、「自転車圏内である。他の公共機関との連携を図りやすい位置にある。」を、「他の官公署の中心的な場所に位置している。」に変更。
4,建築計画の自由度について
「長方形の整形の画地だが、市有地の間に市道と民有地を挟み、飛び地になっている。効率的・効果的に土地を利用する設計が必要となる。」を、
「3つに分割された敷地ではあるが、各々が長方形に近い整形の画地であり、無駄のない敷地利用及び平面計画が可能。ただし、連続的に庁舎利用ができるように敷地間の回遊性を確保する必要性がある。」に変更。
5,災害に対する安全性について
直下に活断層が確認されておらず、また、周囲を道路や堀に囲まれていることから、地震発生時に周辺建物の被災を伴う二次災害(類焼、周辺建物の倒壊等)を受ける可能性も低い。」を、
「直下に活断層が確認されていない。ただし、当地を含む中心市街地は建築支持基盤が深く、十分な免震対策が必要。・・・想定しうる最大規模の水害対策を施す必要がある。」に変更
→ 現在地の地盤が柔らかいため、揺れやすい土地であることが検証委員会で議論され、それに耐えるための耐震ではなく、免震構造とすることが必要であるとされました。また、水害対策は、全国の潮流として、最大規模のものを想定するようにという意見から、このような追記がされています。
6,民間資金の誘引について
民間資金の活用を検討できる立地であることを追記。
以上ですが、これをもとに、基本的には現在地で問題ないという結論に至ったため、今回の意見書提出となっています。
そして、9月4日の開会日に、議員協議会が開かれ、現在地で最終決定する案件が議会にはかられる見通しです。
私は、市民の意見を聞かずに決めてしまう拙速な進め方に対し、議会として賛同できないという立場をとっていますが、当日の会議に向けて、準備をしていきたいと思います。
それでは、また明日。

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