振り子式より揺れを抑えたスーパーあずさ「新型車両E353系」が12月23日導入へ。快適性やセキュリティが向上します。
こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
今日は松本まつりで、ディズニーパレードが実施されました。松本の市街地をこんなに多くのお客さんが歩き、いろんな団体が各々の催しや出展をしているのを見ることができて、市民としてもとても嬉しい光景でした。今日のことについて書いた記事も多く読まれ、ナガブロ総合ランキングもまた1位にして頂くことが出来ました。このことはまた改めて。
さて、今日は特急スーパーあずさについて。
こちらの記事にも書かせて頂いた、スーパーあずさの快適性向上について、10月26日にJR東日本長野支社から導入時期のリリースがありました。
中央本線を走る特急列車用の新型車両であるE353系電車が、12月23日(土・祝)から営業運転を開始すると発表しました。
写真は現行モデルのスーパーあずさ
車両写真はこちらの記事から。
中央本線特急の新型E353系、12月23日デビュー 「スーパーあずさ」として運転 JR東日本(写真17枚) https://trafficnews.jp/post/78896
新型車両導入によって、次のようなことが変わります。
①快適性の向上
・空気ばね式車体傾斜装置を導入し、営業最高速度(130km/h)を落とすことなく、「E351系の振り子式に比べて左右の揺れが少なく自然な乗り心地」(JR東日本長野支社)になるとのこと。さらに、「走行中の揺れを軽減する動揺防止制御装置を全車に搭載することで乗り心地を向上」させているようです。
・空気清浄機を設置し、空調は座席毎に個別吹き出しとして、各座席で風向・風量の調整が可能になります。
・各座席に可動式マクラを設置
・室内照明がLED化
・一箇所しかなかった荷物置き場が、普通車の1、3、5、7、10、12号車とグリーン車の9号車に設置。
②観光・ビジネス利用への対応
・各座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置
・3色表示だった車内案内表示器にフルカラーLEDを採用し、行先・停車駅案内に加え、運行情報・ニュースなどを配信
③安心して利用できる車内設備
・改良型ハンドル形電動車いすが利用可能な大型トイレや多目的室、車いすを固定可能な座席を設置
・各客室とトイレ内には乗務員と連絡可能な非常通話装置を設置
・各デッキの左右に防犯カメラを設置
・AEDを設置
以上です。各内装写真はこちらのリリース情報から。
http://www.jreast.co.jp/nagano/press.html
E353系の外観コンセプトは「伝統の継承、未来への躍動」、内装コンセプトは「南アルプスと梓川の『きよらかさ』、ビジネスの『機能性』とレジャーの『高揚感』」。
シートピッチ(座席の前後間隔)は、グリーン席は変わらないものの、普通席では、E257系と同じで960mmと、E351系より10mm狭いタイプになるとのこと。
当面は新宿―松本駅間の1日4往復8本で導入し、将来的にはすべて新型車両に切り替える予定ですが、営業開始時点で使用される列車は以下の特急「スーパーあずさ」8本です。
・下り:1号、11号、23号、29号
・上り:4号、18号、22号、36号
以前の記事でも、特急あずさを短縮することは莫大な費用が発生することを書きましたが、今回の新型車両導入で横揺れが軽減されること等から、移動時間をビジネスタイムとして活用できるようになることが期待されますね!
全車両が新型に移行するとのことですが、いつまでに移行完了となるか、続報が待たれます。
それでは、また明日。
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