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お知らせ・ブログ

テレビ松本にて、総務委員会で研究している投票環境整備について中間報告を収録。お話しした内容を掲載します。

こんばんは、松本市議会議員の青木たかしです。
先日、テレビ松本で各常任委員会の9月議会報告と、テーマ研究の中間報告、そして、決算特別委員会の審査の報告を収録しました。


11月4日(月)11時・15時・20時
11月5日〜9日の19時
の時間帯で放送されますので、ぜひご覧頂ければ幸いです。私のお話しした内容については、こちらに掲載させて頂きます。
以下、読み原稿
総務委員会副委員長の青木崇です。それでは、総務委員会による行政視察の報告と所感をもうしあげます。
今年4月に執行された松本市議会議員一般選挙では、投票率が戦後過去最低となる43.73%となり、4年前の前回選挙と比べ、3.76ポイント減少しています。そこで、総務委員会では松本市内における投票環境の整備を今年度の研究テーマとして設定しました。
このテーマを調査するにあたって、投票環境整備の先進地である青森県弘前市と秋田県秋田市に視察調査を行っています。
平成28年4月の公職選挙法改正により、従来の指定投票所のほかに、市内の有権者であればだれでも投票できる「共通投票所」を任意の場所に設置できるようになりました。これにより、例えば、駅に設置された期日前投票所を、そのまま投開票日当日も投票所として利用することができます。
平成29年3月には地方選挙で共通投票所を開設した場合、対象経費の 2 分の 1 が特別交付税として算入されることとなり、これを受けて、弘前市では、平成30年4月の市長選挙からこの制度を導入しています。
設置された共通投票所は、計97カ所ある投票所のうち、7番目に多い投票者数となり、一定の効果があったものと考えられます。
次に、秋田市では秋田駅自由通路、秋田市新庁舎1階、秋田大学、大型商業施設、6カ所ある市民サービスセンターそれぞれに期日前投票所を設置しています。
大型商業施設には若い世代や家族を連れた買い物ついでの投票が多いとのことで、施設使用料がかかるという課題はあるものの、若い世代を中心に一定の効果があると見受けられます。
また、秋田駅自由通路の利用者数も多いようですが、松本駅自由通路と同じように、冷暖房設備がないために、スタッフの暑さ・寒さ対策が課題となっています。そして、大学に設置された期日前投票所では、大学生に対する主権者教育の効果も期待できると言うことです。
それぞれ工夫された期日前投票所の設置により、秋田市投票総数のおよそ51%の方が期日前投票所を利用しているとのことでした。
松本市では、南部地域に期日前投票所が少ないことや、高齢者など、投票所までの移動が困難な方への対応に課題があります。低投票率に至ってしまった候補者・議員としての活動も振り返りつつ、当地域における投票環境整備についてさらに研究を進めたいと思います。
以上で、総務委員会における視察調査の報告といたします。