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イオン渋滞対策は、450台分の車の乗り入れ抑制を目指している

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。


今日から、こちらにある資料について、どんなことが書いてあるのかの詳細を書いていきたいと思います。

まずは、本市における対策の基本的な考え方について。
何もしなければ、混雑ピーク時に、今から5倍以上の渋滞になってしまうことがシミュレーションされています。
特に、「松本ICから来る道の混雑が顕著である」と認識をしています。
画像を見ていただくとわかりますが、そのシミュレーションは松本城から秀峰学校までの範囲しかなされていないため、それ以外の部分はどの辺りが混むかというのを予想している状況です。
これをもとに、本市では、イオンモール出店に伴う渋滞対策を「自動車の乗り入れを抑制すること」としました。
平成20年のパーソントリップ調査によると、買い物にくる市民はピーク時に7割が自家用車で来るとされているため、これを6割に抑えられれば、渋滞を5倍強から2倍強に抑えられるだろうというシミュレーションをたて、その対策に取り組んでいます。
この減らす車を台数に換算すると、およそ450台。これを達成するため、交通対策会議ではイオンの用意する2000台の駐車場の他に、900台分の駐車場を確保することが示されました。
私は委員会の場で、「イオンの従業員はこの900台の駐車場の中に停め、来店者のスペースを圧迫することはあるのか」と質問したところ、「このスペースに従業員が駐車することはないので、900台はしっかり確保される」との回答でした。
あとはこれをお客さんに活用してもらうことになるわけですが、さきほども触れたICからの車を抑えるために、大庭駅にパークアンドライドをおよそ60台分設置をする対策を、今回の補正予算で計上しました。
この他、市街地バスの便数を3倍弱にしたり、歩道を設置したり、歩こう運動を展開したり、信号処理を高度化したり、市内民間駐車場と提携したり・・・といった対策を取っています。
このように、3億円の予算でバスやパークアンドライドが充実され、歩行環境も整い、駐車場が周辺に900台確保される一方、それを実際に買い物客が使ってくれなくては効果が十分に発揮されないので、公共交通を利用してもらうための誘導策がないのかといったことを聞いたのが今回の6月議会一般質問の趣旨でした。

2017/06/18

回答としては、提携駐車場の60分無料券と帰りのバスチケット配布しか現時点では公表できないとされましたが、「県が主導して対策をとった岡山市や徳島市に負けないくらいの自治体としての対策をする」との意気込みもあるようですので、今後公表される対策を待ちたいと思います。
それではまた明日。

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