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松枯れの進む松本平。赤くなった森林を再生するため、市民意識の醸成と方針策定を!


こんばんは、前松本市議会議員の青木たかしです。
本日の市民タイムスに、森林再生市民会議運営委員会が発足したとの記事が出ていました。

松本市の市木はアカマツですが、近年東山を中心に松枯れが急速に進み、年々山が真っ赤に染め上げられているという印象です。
全国的には松枯れは既に進行しきっており、温暖化の影響で、標高の高い信州で被害が広がり始め、今ではこの松本地域が全国でもトップクラスの激甚被害地域となっています。
松本市では2020年に空中散布を凍結させて以来、枯れた松の伐倒と殺虫、樹幹注入を基本として、各検討委員会を立ち上げながら今後の方針について検討が進められてきました。市と検討委員会で主催したシンポジウムでは、「松が枯れた後でも、自然に任せれば、数年で緑は再生する」と登壇者の方が示されていたのが印象的でした。
ただ、行政として市民の目に目立った取り組みがなく、「何も取り組みがなされていない」「これから松枯れ対策は一体何をするのだろうか」という声がよく聞かれます。
今回の市民会議では、各種イベントや体験会を通じて市民と森林の距離を縮めることで「森林を守る」という市民意識を醸成し、3年かけてこれからの森林再生のビジョンを策定するそうです。
生活で木を使わなくなった現代人にとって、森林のことは何か機会がなければ意識することすらないのが実態だと思います。私は議員になってから森林に入る機会が都度ありましたが、普段現代ツールをいじってばかりの自分にとっては、これが意識を向ける貴重なきっかけになりました。
行政としてビジョンを策定し、予算を森林再生に費やすためにも、「市をあげて、森を再生する」という意識を醸成することが必要となります。
まずは、意識情勢や市民運動をするという点で、青年会議所や各種団体として取り組むことも重要だとおもいます。
私も、「森林再生」を取り組むテーマの柱の一つとして位置付け、松本の森林を再生させるため、この期間からできることに取り組みたいと思います。
それでは、また明日。